高級ヘッドフォン購入記

~はじめに~


 ・この記事は、サクスペとはなんら関係の無い記事です。

 ・オーディオ初心者が、初めて高級ヘッドフォンを購入するまでの葛藤が書かれています。

 ・記事には誤りや思い込みが含まれている可能性があります。

 ・表示価格は目安です。

 ・以上の事をご了承頂ける方のみ読み進めてください。
































はいどーも暴走トナカイですけども。



今回は、サクスペの記事ではなく、私が初めて高級ヘッドフォンを購入した話です。

これは、どちらかといえば私自身が購入に至るまでの経緯を忘れないようにするための日記のようなものです。

もし、それでも興味がおありでしたら、よかったら読んでいってください。









【2017年某月某日】

私は、以前から考えていた計画を実行に移すことにした。

題して、「お家で音楽を楽しもう計画」である。

タイトルださっ



私はそんなに音楽を聴く方ではない。

しかし、昔から音楽鑑賞という趣味に興味はあった。

そんな私が、ついに一大決心をして高級ヘッドフォンを購入することにした。



「高級」という定義には人それぞれ幅があるもので、インターネットで「高級ヘッドフォン」と検索すると様々な価格帯の商品が出てくる。

数万円のもの、10万円超えのもの、果ては数百万円まで...

ここで私が言う「高級」とは、価格が5~10万程度の物のことである。

プレイヤーとしては、以前から所有しているミニコンポ[K-531](Kenwood)の使用を考えているので、今回はヘッドフォン本体とアンプ合わせて10万円以内を予算とした。



【開放型か密閉型か】

調べ始めてすぐ、ヘッドフォンには開放型(オープンエアー)と密閉型があることに気付いた。

半開放型というものも存在するが、ここでは割愛する。

[開放型の特徴]

・音がこもらない

・高音の伸びがいい

・音質が良い

・音漏れする

[密閉型の特徴]

・低音域に強い

・遮音性が高い

私が当初ヘッドフォンに抱いていた、「ズンズンドコドコ鳴る」音(キヨシではない)というのは、どうやら密閉型ヘッドフォンの話のようである。

家で使用する、良い音が鳴るヘッドフォンを探していた私は迷わず開放型を選択した。

聞き疲れしにくいのも開放型らしいし。ヘッドフォン難聴怖いし。

しかし、密閉型についても多少調べたので後述したいと思う。



【メーカー選び】

オーディオに関してド素人の私は、まず、どのようなメーカーが開放型のヘッドフォンを販売しているのかを調べることにした。

今回は比較的に知名度の高いベタなメーカーを選ぶつもりだったので、この作業はそれほど手間のかかるものではなかった。

というのも、密閉型の方が良い音と感じる音を出しやすい(個人のイメージです)のか、開放型を扱っているメーカーがそれほど多くなかったからである。

一番に目が付いたのはSENNHEISER(ゼンハイザー)というメーカーで、このメーカーは開放型ヘッドフォンのパイオニア(ややこしいな)なメーカーらしい。

その中でもHD598、通称「プリン」と呼ばれるヘッドフォンは、開放型ヘッドフォンの入門機として人気があるようだ。

国産メーカーで評判が良いのはオーディオテクニカ(audio-technica)。

そもそも、国産メーカーで開放型に力を入れているメーカーは少ないように感じたが、オーディオテクニカは比較的開放型ヘッドフォンの取り扱いも多いように思う。

そのほか、よく目にしたのがbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)、AKG(アーカーゲー)。

この4メーカーに絞って機種の選定に入った。

候補に挙げたのは


  • HD599(ゼンハイザー) 3万ちょっと
  • HD650(ゼンハイザー) 4万5千円
  • HD700(ゼンハイザー) 7万弱
  • DT 1990 PRO(ベイヤーダイナミック) 8万弱
  • K712 PRO(AKG) 4万弱
  • ATH-AD2000X(オーディオテクニカ) 6万5千円


*価格は目安



【試聴(前編)】

先に挙げた機種でゼンハイザーだけこんなに種類が多いのは、このメーカーが開放型ヘッドフォンのスタンダードだと思ったので、価格帯による音の違いを比べるためである。

いくら高くて良いヘッドフォンを買っても私の耳が貧相で違いが判らなければ宝の持ち腐れだからね。

というわけでまず、HD599、HD650、HD700を聴き比べてみた。

印象としては

HD599→ええ音やな~やっぱ普段の安いイヤホンとは違うわ

HD650→お~HD599より音がクリアになった気がするわ

HD700→音の世界が広がった...いろんな音がする...


めっちゃ表現力貧相やな


まあいい。ここで大事なのは、私にもわかるレベルで値段の高さに比例して良い音がするということである。

今回の予算内にも収まるし、HD700の価格帯を購入の目安にすることにした。

余談だが、これのさらに上位機種HD800も聞いてみたが聞かなければよかったと後悔した。

めっちゃ気持ちええ音するんやもん。

でも、値段もHD700の倍するの。

次はこれが欲しい。

ここでオーディオテクニカのATH-AD2000Xも聞いてみたが、ゼンハイザーの音のほうが広さがあって好みだったので、この段階で選定から除外した。

他の機種は試聴ができなかったので、他の店に移動することにする。



【試聴(後編)】

店を移動してヘッドフォン専門店へとやってきた。

ここは、ヘッドフォンの試聴機がズラリと並べてあって、自前のプレイヤーに勝手に接続して試聴することができる。

初心者の私にはこれはありがたい。

早速、ウォークマンを取り出し試聴することにした。



そのとき、トナカイに電流走る...

ウォークマンにプラグが刺さらない...!

なんということでしょう...



急いで調べてみると、ヘッドフォンプラグは何種類か存在するようだ。

ウォークマンの端子はポータブルヘッドフォン用で、ある一定の値段を超えると、外で聞くことを想定していないのか、端子が太い。

太い方の端子は、どうやらアンプなどに使われている規格のようで、むしろこちらが標準の規格のようである。

このとき、プラグの規格が適合したAKGのヘッドフォン(型番は忘れた)を試聴してみたが、耳に合わなかった。

初めて、音が耳に刺さるっていう体験をしたよ...こういうことかと。良い経験になった。

なんか、チチチチって音が線香花火みたいに耳元で鳴って痛い。

アンプを挟めば多分改善されたのだろうが、元々価格帯が少しずれていたこともあり、あっさりと候補から除外した。



これ以上は自分ではどうにもできないので、意を決して店員さんに試聴のお願いをする。

残されたのは

 ・HD700(ゼンハイザー)

 ・DT 1990 PRO(ベイヤーダイナミック)

の二択。

だったのだが、店員さんにオススメされたので、DT 1770 PRO(ベイヤーダイナミック)もついでに試聴することにした。



アンプも一緒に試させてもらう。選んだのは

 ・HP-A4(FOSTEX) 2万5千

 ・iFi nano iONE(iFi Audio) 3万弱 

だったのだが、後で調べたところ、iFi Audioの方は間違えてiDSDの方を渡してしまっていたらしく、これはポタアン(ポータブルアンプ)だから端子がうんちゃらかんちゃら...

なんだかよくわからないので、じゃあ同じメーカーで使えるやつお願いしますと頼んだら出てきたのがこちら

 ・iFi micro iDSD Black Label(iFi Audio) 7万ちょっと



たけぇ!


ヘッドフォンより高いじゃないか!!

まあどうせFOSTEX(フォステックス)の方にするつもりだったし、高いアンプでどれだけ変わるのか見せてもらおうか。

ちなみに、iFi Audioの読みは アイファイ オーディオ です。



で、結果から書くと、DT 1990 PROにした。

HD700はなんか、音が遠いというか、何種類か鳴ってる音のうち、ひとつだけ遠くにいて、もどかしかった。

ベイヤーダイナミックの方はバランスよく聞こえたね。音質の違いは無いように感じられたけど。



1990と1770は、違いがまったくわからなかった。

それで、ネットで調べたら1990の方が開放的だって意見があったんで、こっちにしました。

ていうか、今調べたらDT 1770 PROって密閉型じゃねーか。あぶねー

聞いてて全然気付かなかった。



アンプはね、全然一緒だったよ?

それなら、安い、最初から目をつけていた方にしようってことでHP-A4に決定。

わかる人が聴いたらわかるのかな。私もそのうち高いやつ欲しくなるんでしょうか。



【いよいよ購入】

無事にお会計も終わり、ついに高級ヘッドフォン(とアンプ)を手に入れました!



やったぜ!


早速、手持ちのミニコンポ[K-531]に接続。

接続には、光デジタルケーブルを使用しました。

音楽って、デジタルデータとして保管されていて、スピーカーやヘッドフォンで鳴らすにはそれをアナログデータに変換しないとダメらしいのね。

普通、コンポにはDAC(D/Aコンバータ)っていうデジタル信号をアナログに変換するやつが付いてるらしいんだけど、せっかくならデジタルのまま取り出したほうが音質が劣化しないんじゃないかなという勝手な思い込みでこうしました。

ただし、これは私が購入したアンプ、HP-A4にDACが搭載されているからできることなので、DAC搭載じゃないアンプを使う人は違う方法で接続してね。

それか、アンプと別にDACを用意しないといけないらしいよ。



パソコンとかに接続する時は最初からDACを用意しないといけないみたいだから注意してね。

その場合はDAC搭載のアンプにしといた方が間違いないんじゃないかな。



今はパソコンで音楽を聴くのが主流みたいだね。

その場合、USBで給電しながら音楽データも転送できるらしいぜ。

かがくのちからってすげー!



私の採用した接続方法を図解すると



K-531 -ーデジタルケーブルーー HP-A4 --付属のイヤホンケーブルーー DT 1990 PRO



こんな感じ。



早速、初使用!

用意したCDはMy Little Loverのアルバム。

好きなんです、フヒヒサーセン

開放型は高音の伸びが良いとか聞いてたので楽しみにしてたのよね。



実際に聞いた感想は

音が多い

ってことです。



普段、イヤホンで聞いてた時はボーカル・メロディ・リズムの3つくらいだったんだけど

このヘッドフォンで聞くと8つくらい聞こえる。

ギターとかドラムとかが別々にクリアに聞こえるって感じ。



語彙力が行方不明



だって、しょうがないじゃないか(えなりかずき風)初心者だもの(みつを風)



いやでも、いい音なのは間違いないですよ。満足してます。

これから、クラシックのCDとかも買って存分に楽しみたいと思います。



【番外編・密閉型】

密閉型もいくつか試聴しました。

注目は

 ・MDR-1000X(SONY) 3万5千円

だったんですけど、これなら

 ・MDR-1A(SONY) 2万7千円

の方が自分的には良音でしたね。

まあそもそも、1000Xはワイヤレスなのがウリなんで、1Aの方が音が良いのは必然なのかもしれませんが。

デザイン的には1000Xの方が好きですけどね。シンプルでオシャレ。



他にオススメなのは

 ・SOLID BASS ATH-WS1100(オーディオテクニカ) 2万円

これも良い音してました。

外でも使えるヘッドフォンをお探しの方はこの2つをとりあえず聴いてみてください。



あと、有名どころで試聴したのは

 ・QuietComfort 35 wireless headphones(Bose) 4万円

 ・DH297-A1DR(SATOLEX) 1万5千円

だったんですけど、自分の耳には合わなかったですね。

でも、人に寄って好みが違うので、良かったらこのへんも聴き比べてみてはいかがでしょうか。



一般的に、SONYは低音域に強いといわれているそうです。

また、オーディオテクニカのSOLID BASSも低音仕様らしいです。

反対に、SATOLEXのヘッドフォンは高音に強いそうなので、そのへんも参考にしてみてください。





いかがでしたか。

今回、初めて投稿してみた「購入記シリーズ」。

それなりに反応があれば、また他のものについても書いてみたいと思います。



それでは、この記事がこれからヘッドフォン購入を考えている方の助けに、少しでもなればという願いを込めて。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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